自由基金

いい言葉を見かけました。

自由基金

どんな人にも、ある程度の経済的自由は必要だと思います。人生の舵取りを自分のものとするために、やはり先立つものとして必要になるのはお金と言えます。

私は結婚して仕事を辞め、2人の子供をいわゆる専業主婦として育てた経験があります。途中からパートに出ましたが、その原動力はまさに経済的自由を得たいという強い気持ちだったと思います。

 

外で仕事をせずに家にいた頃、まだこどもたちは幼くて、幼稚園に通っていましたが何かあればいつでも対応できるという安心感がありました。

 

それを差し置いても、私は自分の欲しいものや必要なものを誰に断ることもなく自分の稼いだお金で自由に選び買うことができる、ということを必要としていました。

モノが欲しいというよりは、そう出来る立場を欲していた。そんな気がします。

 

なにかやりたいことや行きたいところ、一人の人間として乗り越えなければならないことが起きたときなどに、自由に使えるお金があることは心の支えという以上の大きな意味を持ちます。

 

自由基金の規模、使い途などは人それぞれですが、例えば今いる場所から引っ越して新しい生活を始める必要がある場合。どうしても叶えたい夢ができたとき。死ぬまでにやりたいこと、行きたい場所。

そんなに大きな金額でなくても、日常を離れてひとり静かに過ごしたいとき。無意識に家族のことを優先してしまう自分に気づいて、そんな自分を一番優先して楽しませるために。

 

専業主婦は無職ではないし、むしろ家で定時や残業の概念さえない家事育児に常に気を張っているよりも、外で働いている方が余程気楽だと個人的には感じます。だからこそ、そんなときにこそ必要なのは自由基金だと思いました。

 

ひとりの人間に戻って、自分のための時間を過ごすために必要な基金

家族の稼ぎからではなく、自分の働きで得た外貨。それによって実現することができる色々な可能性。

 

ほんとに私が欲していたのはそういうことだったんだなぁと、今更ながらに思います。

 

子供たちもありがたいことに大きくなり、多少放っておいても自分たちで何とかしていくだろうと思える年齢になりました。

 

働くということには色々な側面があり、プラスもマイナスもあります。

それでも時々は、自分にとって外で働くということの意味を考えながら、残りの人生を舵取りしていきたいと思っています。

 

気負わず健康第一で!